デモパラ『その手』シリーズ第3話 本編4


【GM】:調べるなら、〈探索〉〈知覚〉〈直感〉といきましょうか。目標値13くらいで。
【一同】:(コロコロ)
【柏木】:私が成功です。
【GM】:では、巧妙に隠されていたリストを発見しました。借り受けた利用客が顔写真付きで記載されていますが、〇〇へ売却予定とか予約済みとか、あからさまに怪しい記述があります。
【柏木】:これで間違いないみたいですね。ついでに、ここの顧客データもあれば、コピーしておきたいんですが。
【シルバ】:でかした。
【GM】:データもあります。コピーの前にもういっちょ、全員〈知覚〉〈直感〉で判定を。
 目標値は(コロコロ)15で。
【シルバ】:(コロコロ)振り直して気付いた。
【シンジ】:(コロコロ)駄目でした。
【柏木】:(コロコロ)振り直して成功。
【GM】:天井から笑い声のようなギチギチという音が。
【シルバ】:なに?(天井を見る)
【GM】:シルバたちが天井を見ると、張り付いていたカルトロップ・アタッカー2体が降ってきます(一同爆笑)
【シルバ】:ずっと待っとんたんかっ!(爆笑)
【シンジ】:手の込んだことをっ!(爆笑)
【GM】:戦闘ターン開始。このターン、気付けなかったシンジへの攻撃は不意打ち扱いですぜ、へっへっへ 。
【シンジ】:いやああああっ!



 ここははっきりいってザコ戦なので、簡略してお届けする。
 第1ターン、不意を突かれた形となったシンジたちは、開始時タイミングで悪魔化。
 おなじみの〈行動値上昇〉で先手を打ったアタッカーAが柏木に〈殺戮武器〉+クリティカルの攻撃!(【シンジ】:またクリティカルかい!)
 しかし、返す刀で柏木が2連続クリティカル、数秒のやりとりでアタッカーAが撃沈する。
 こうなると多勢に無勢。
 「どうせ回復するし」と、シンジとシルバの全力アタックが猛威を振るい、アタッカーBも倒れた。
 しかし、その反動でシンジとシルバは第1、柏木に至っては第2段階まで溜まってしまう。



【シンジ】:(コロコロ)7で“我慢”しました。
【シルバ】:(コロコロ)4で“悲哀”、10秒ほど行動不能(笑)
【柏木】:(コロコロ)第2が“茫然”、攻撃行動ができない……攻撃した後だから関係ありませんでしたね。