最近買った漫画について


 《HELLSING》9巻と《UF王おねえさん》を買いました。
 どっちもいろんな意味で最高です(笑)




HELLSING》9


 みんな、腹のくくりっぷり、覚悟完了っぷりがすごい。
 アンデルセンのセリフがかっこよ過ぎる!


 「鬼が泣くな。泣きたくないから鬼になったのだろう? 人は泣いて涙が枯れて果てるから、鬼になり化け物に成り果て、成って果てるのだ……。ならば笑え、傲岸に不遜に笑え、いつもの様に……」


 し……しびれる!
 あまりのかっこよさ、あまりの美学。
 スタイリッシュなふりをして、その奥には熱い人の魂がある……!
 これは傑作だぜぃ!




《UF王おねえさん》


 下ネタ、ヲタクネタや萌えネタを得意とする小野寺浩二先生の、短期連載+読み切り収録の単行本。



 主人公の少年には年上の幼馴染み、ソラがいた。
 ルックスも性格もいいものの、
「宇宙人は実在する! わたしはスペースパトロールなの!」
と日常的にぶっちゃける電波な人。
 だが、それは本当だった!
 宇宙人は実在し、彼女もまた宇宙人にしてスペースパトロール隊員!
 “プロミネンスの暴れ竜”の異名を持つ、戦士でもあったのだ!


 そんな内容の表題作。
 萌え・ヲタクネタ、下ネタは控え目ながら、純粋に面白い!
 特に、ソラの父である隊長がいいキャラしてるぞ!
 主人公が、閉ざしていたソラの心を解き放ったのをモニターで見ていた時の、オペレーターとのやりとりが秀逸。



 「……諸君、今から私はとても恥ずかしいことを言う。覚悟するように」
 「はい?」
 (突然大声で)「愛の力だ!!!」
 「ぶふぅ!」(コーヒーを吹き出した)
 「ピュアな愛の力が、愛を知らぬ少女の心を救ったのだ!!」
 「ああ……! ぴ、ピュアて……」
 「報告書には、そう記録しておけ!!」
 「い、嫌ですっ! はずいっ」



 読み切りのバカ兄弟ものも、バカ過ぎて最高。
 見掛けたら、読んでみていただきたい。