《ナイトウイザード2nd》の印象と考察 その1

福岡一時帰還(笑)の際に購入した《ナイトウイザードThe2ndEdition》をザッと流し読みしてみた。


印象としてはバランスが良くなり、遊びやすくなっているようだ。
ブレイド・オブ・アルカナ3rd》のようにデータやルールの再調整が行なわれている。


大きな変更点としては以下の5つとなるだろう。






1.特殊能力使用にコストが必要になった


2.スタイルクラスの登場


3.装備に魔装が追加


4.プラーナルールの変更


5.フォートレス(ダンジョン)ルールが無くなった。






2ndでは特殊能力に“代償”というコストがかかるようになり、使うタイミングを考える必要が出て来た。
特殊能力の効果自体も変更されており、より特殊能力の選択が重要になったといえる。


また今までのクラスの他に《アリアンロッド》のメインクラスのようなものができた。
これによりパーティー内での役割がハッキリとするので、どんな役割が必要かが分かりやすくなっている。


次に魔装について。
魔装とは装備品として装備する魔法のことで、[命中+2]などのまんま装備品としての魔装もあれば、[装備することで魔法が使える]魔装もある。
特に魔法が使える魔装は、魔法使いにとっては朗報だ。
魔装による魔法はMPを消費しないので、「MPがないから魔法が使えない、戦闘でやることがない」状態がなくなったのだから。
もっとも魔装の装備にも、MP最大値が減る、などのデメリットがあるので、場合によりけりではある。


そして、今回の変更で一番変わったのがプラーナルール。
プラーナが《アリアンロッド》のフェイトのような扱いとなり、1点ごとの効果が高くなった。
また特殊能力の代償として使うことにもなるので、プラーナの重要度がかなり上がっている。
さらに、レベルアップではなく、経験点による成長でしか上がらないのも、重要度アップの原因のひとつ。
特殊能力以上に使うタイミングを考えないといけなくなるだろう。


最後にフォートレス(ダンジョン)ルールが無くなったことで、シナリオ展開が他のFEARシステムと同じになった。
ダンジョンを作らなくて良くなったことでGMの負担が減り、セッション時間も短縮。
また、《ダブルクロス》や《ビーストバインドNT》などの、現代を舞台にした他のFEARシステムのゲームのシナリオの流用もしやすくなるだろう。









以上、ルールを読んだ限りで考察してみたが、実際に遊んでの考察ではないため、実際とは違うかもしれない。


まあ、しかし。
これらの変更点を押さえておけば、ナイトウイザードが初めての人も、1stから遊んでいた人も2ndを楽しめると思う。




したらな(・ω・)ノ