『悪魔憑きは黄昏に舞う』オープニング3


日没前、シンジの自宅にて




【GM】:さて、その頃のシンジですが。自宅でTVでも見てることにしましょう。謎のインフルエンザのニュースがちょうど流れているところです。
エレナは、キッチンの方で夕飯の仕上げに掛かっている感じで。
【シンジ】:えっと、じゃあラフな格好で、テレビを見てます。
【GM】:くつろいでますね、エレナがいるのに。
【シンジ】:2年たって、それくらい仲が深まったんですよ(笑)
僕も背が伸びて、少し逞しくなったし。…見た目はあまり変わってないけど。
【GM】:でも親しい人は、成長に気付いている…ですかね。
【シンジ】:そうですね。ちなみにフィギュア作りは趣味として継続中。最近は、桐生さんと一緒にワンフェスにも出展してますよ(笑)
【GM】:桐生 蓮も、て…たしかに人形作ってるけど…ま、いいか(一同笑)
【シンジ】:そういえばGM、もしかして僕らの学校(北城学園)もしばらく閉校?
【GM】:です、鳥居 明美も感染したらしく、休んでますね。
【シンジ】:「僕ら悪魔憑きはインフルエンザに掛からないけど…明美、心配だな。」
【GM/エレナ】:シンジがそう言うと、キッチンから出てきて…
「シンジ、後で明美ちゃんのお見舞いに行く?」
【シンジ】:「そうだね、行こうか。」
【GM/エレナ】:「ならもう少し待って?お見舞いの準備しないと。」
【GM】:エレナが再びキッチンに入った後、セラフィムから電話が入ります。
【シンジ】:取ります。
「はい、安野ですが。」
【GM/蓮】:「シンジくん?セラフィムの桐生です。」
【シンジ】:「桐生さん!どうです、製作状況は?」
【GM/蓮】:「ええ、締切りには間に合いそうよ。」(一同笑)
【シンジ】:乗るなぁ、GM(笑)
「どうしたんです?」
【GM/蓮】:「ええ、できるだけ早く、エレナと一緒にセラフィム事務所まで来て欲しいの。」
【シンジ】:「悪魔憑き事件…ですか?」
【GM/蓮】:「はい。」
【シンジ】:「分かりました、すぐ行きます。」
電話を切りながら、エレナに声をかけます。
【GM/エレナ】:「うん、聞こえた。すぐに行きましょう。」
【シンジ】:「うん。」
【シルバ】:そのタイミングで来よう、ピンポーン。
【シンジ】:「誰だろ、こんな時に?…はーい。」
ドアを開けます。
【シルバ】:「久しぶりだな、シンジ。」
着替えがないから全裸で、仁王立ち。さっきの女も肩に抱えているぞ(一同爆笑)
【シンジ】:「シ、シルバさん!しばらく見なかったと思ったら、何やってんですか!
まさか、その格好で街を歩いて来たんじゃ…!?」(一同爆笑)
【GM】:エレナも、目が点になってます(一同笑)
【シルバ】:「詳しい話しは後だ。30分ほど前の記憶から〈記憶操作〉を頼む。後、着替えもな。」
【シンジ】:「はあ…仕方ない。」〈記憶操作〉かけます。
【GM】:演出でOKです。
【シンジ】:あ、ならそれで。処置を済ませました。
「ふう…相変わらずですね?」
【シルバ】:服を適当に着ようとする。ミチミチミチ…(一同爆笑)
【シンジ】:無理やり着ないで下さいよ!(一同爆笑)いくら成長したからって体格が違うんですから!
「エレナ、僕のジャージ持って来て!」
【GM/エレナ】:「わ、分かったわ!」
パパと、すぐに持ってきます。
【シルバ】:なら、それを着て、
「ずいぶん慣れた様子だな?…で、一線は越えたのか?」
【シンジ】:「なっ…!?
ま、まだですよ!僕たち、まだ…学生だし!」
【GM】/エレナ】:「………。」
思わず、頬が赤く(笑)
【シルバ】:(真面目な表情になって)「シンジ、お前も呼び出しを受けたんだろう?」
【シンジ】:「シルバさんもですか?」
【シルバ】:「ああ。さっき、クレイモアの悪魔憑きに襲われてな。相手が逃げた後に掛かってきた。この女はその戦いの目撃者だ。」
【シンジ】:「只事じゃないですね…セラフィム事務所に行きましょう!」
【GM/エレナ】:「ええ。」
【シルバ】:「うむ。」