デモンパラサイト〜誰がための命4

リゾート開発を退けるため、小春に与えた悪魔寄生体を回収しようとする長。
それを止めようとする一行に、長は小春を助けたいなら強い悪魔寄生体を吸収させるよう要求する。




●「リゾート開発をなんとかする」と告げて、期限ギリギリまで猶予をもらう優たち一行。
代わりの寄生体を手配しようとセラフィムに連絡をとるが、残念ながらストックはなかった。
ならばと優は、若くして大友製薬の重役補佐でもある父親に工事の中止を頼むが…


【優】:お父さん、リゾート開発なんだけど…
【優の父】:ああ、あれか。あそこなら明日にも工事が入るみたいだね。最近出る“野犬の処理班”も連れてね。
【優】:!?


もはや、時間はなかった。
工事の機材が運び込まれる中、一行は長に逃げるように言うが、受け入れられるはずもなかった。
逆に悪魔寄生体を早く渡すよう迫る長。
答えの出ぬままの一行。
その時、森の中からなにかが長に向かって投げられた。
そのなにかは長の真上で力場を形成し、長を閉じ込めた。


【長】:なに!?力が…出ぬ!
【???】:ふっふっふ、効果はあったようですね。


そう言いながら森から現われたのは、上質なスーツに身を包んだメガネの男と、全身を拘束具で縛られた異様な女だった。
男の手には装置の操作に使うであろう、スイッチが握られていた。

【メガネの男】:さて、この装置の性能は分かった。あとは…(拘束具の女を見て)コイツのテストだけか?


一方で…


義経】:(長に)脱出はできそうか?
【長】:先ほどから全力で雷を放っているが…力を吸い取られるばかりでラチが開かぬ。
義経】:物は話だが…助ける代わりに、小春から寄生体を回収しないでくれないか?力がいるというなら、あの男女のものを吸収すればいい。
【長】:……(長考している)……ふむ、命を買うと思えば、安いものか。…分かった。
義経】:(優たちに向き直り)聞いての通りだ、状況は単純になった。目の前の障害を排除すればいい、ということだ。
【拘束具の女】:…できればな?(鮫のように笑う)


そして一行は大友製薬側の男女と戦闘になる。
開始早々、優と鉄子のコンビネーションによって、装置のスイッチを奪うことに成功。
また、悪魔憑きではなかった男を無力化する。
拘束具の女は高レベルの悪魔憑きであったが、しょせんは多勢に無勢。
一行の連携の前に、ろくに反撃できないまま倒された。
その時に顔を覆っていた仮面が外れた。
その素顔は…ショウコと同じものだった。


【拘束具の女】:安心するなよ?ワタシは何人もいるのだからな。


その言葉を最期に、女の体はグズグズの液体となって崩壊した。




〜エンディング〜
●戦いも終わり、大友製薬のリゾート開発は一時中止となった。
少なくとも、もうしばらくは犬神たちも脅かされることはないだろう。
長は約束を守り、小春に関わらないことを約束する。


●こうして、姉妹に再び日常が戻ってきた。
姉妹が求めてやまなかった日常が。




〜ワシの感想〜
えー…すいません(謝罪)
前回で反省したと言っておきながら、またシナリオ書かずにやっちまいました。
今度は書きます、ええ今度こそ。