逝ってみよう遣ってみよう! 草刈り編


 〜前回のあらすじ〜


 命に関わるかもしれない部署に異動になって、大ピンチだ!




 さすがに死んだり、腕とか足が飛ぶのは嫌なので、午後から練習させてもらいました。
 さっそく草刈り機始動、キュイイイイイン!


 「ワシの草刈り機は、悪を狩る草刈り機だっ!」


 ……などとグレンラガンごっこをしつつ、しばらく切っていくワシ。
 ……ふむ、水平にするよりは、少し地面に当たるように傾けるとやりやすいな。


 平面は及第点をもらったので、次は斜面に挑戦する。
 斜面といっても、そんじょそこらの斜面じゃーない。
 最低でも45度、最高で65〜70度はある“絶壁”と呼ぶにふさわしいもの!
 その壁に今!
 ワシは脚を踏み入れた!



 ズルゥ!




 「!?」




 踏み入れた地面ごと滑った。
 徐々に崩れるとか、そんな悠長なものではなく、周りもまとめて流れていくこと土石流のごとし。
 斜面対策としてスパイク靴でも履こうかと思っていたが、地面の固さが味噌並では、どんな靴でも結果は変わらない。

 ぬう、どう攻略すればいいんだコンナモン……!?