ルパン・ザ・D&D3rdその4

ルパンたちの必死の頼みに、真相を話しだす女将。
それによれば…


∴女将は元々は前カラバ公爵の妾であり、カーレンとマーレンは2人の間に出来た娘であること。
∴前カラバ公爵は現カラバ公爵と仲が悪く、現カラバ公爵に爵位を継承させる気がなかった。
∴そのため、継承の証しとして必要な、2つ1組の指輪を渡さず、カーレンとマーレンに渡した。
∴その直後、前カラバ公爵が急死。遺書にて現カラバ公爵が即位した。不自然な死因だったことから、謀殺されたのではないかと噂がたった。
∴カーレンとマーレンは前カラバ公爵が50歳の時に出来た子供であり、現カラバ公爵とは異母兄妹にあたる。
∴その後は2人の娘と宿を経営して暮らしていたが、数ヶ月前に兵士たちがやってきて、カーレンを連れ去った。現カラバ公爵が街の娘を召し抱えるようになったのも同じ頃。


などの情報を入手する。
女神像についての情報は女将たちも知らないらしく、何も掴めないままだった。
カラバ公爵の狙いがある程度掴めたルパンたちはカーレンと接触するため、彼女の居場所を見つけることに。
幸い、〈物品探知〉の魔法で方角だけは分かるので、マーレンにも着いてきてもらうことに。
最初は最初は後込みしていたマーレンと女将だったが…


【五衛門】:それがしからも頼む。共に来てくれ。
【マーレン】:で、でも…
【五衛門】:心配はいらぬ、それがしが、必ず守る。
【マーレン】:(頬を染めつつ)…はい!


五衛門の説得で協力を得ることに成功。
城に向かう途中で耳にはさんだ「夜に聞こえる女の歌声」がカーレンではないかとみたルパンたちは、夜に再び城に向かうことを決意する。




(続く)